仮面ライダービルドの劇場版が公開!新たな戦いであると共に本編にも関わる重大な思いが込められたストーリー!!
※この記事には劇場版 仮面ライダービルドのネタバレを含みます。
スポンサーリンク
毎年この時期になると戦隊&仮面ライダーの劇場版が放映されますね!
私も少し遅れましたが見てきたのでその感想を書いていきます。
(今回はビルドのみの感想、ルパパトの感想は後日投稿予定)
父が子に託す希望、その思いとは…
序盤の方で若き頃の桐生戦兎(葛城巧)の回想が始まり、父の葛城忍が出てきました。
本編でもこんなシーンはありましたね、今回はそれの延長でしょうか。
状況は今まさにスカイウォールの惨劇が始まったところです。
ここで戦兎(葛城巧)は父になぜ科学者になったのかを尋ね…ここで回想は一端途切れるのですがこの解答が「仮面ライダー ビルド」という物語で重要なシーンになっていたのを知った私は鳥肌が立ちました。
話は戻り戦兎がビルドとして戦っている間、石動惣一と同じく宇宙飛行士だったメンバー伊能賢剛ら三名が知事に就任。
この三人が今回の事件の黒幕、ブラッド族なのですがエボルトに代わり地球を破壊するため、手始めにビルド殲滅計画を開始します。
ここで全国民、美空や紗羽まで操られビルド殲滅のための操り人形になってしまいます。
終いには万丈まで操られてビルドは追い込まれました。
なんとか命は助かったものの仲間も相棒も失い絶望する戦兎、ここで葛城巧との会話が始まります。
葛城巧はエボルトを倒すために父に託されて作ったライダーシステムだがこんなことになるなら作らなければよかったと落胆。
ここで戦兎は回想での葛城忍の言葉を思いだし…
父を信じたい戦兎と信じられない巧、同一人物ながら異なる思想による対立は幾度もありましたが今回も二人の意見は割れます。
本編でも度々あった二人のやりとりですがこの二人の対比がいい演出ですよね!
記憶を無くした戦兎は戦う信念をもっているのに悪魔の科学者となった葛城巧はそれを忘れている…
葛城忍は万丈は地球を救う希望になると伝えたのに葛城巧は万丈を危険視しています。
今回はその万丈が操られてしまったのでよりその思いが強くなっていました。
これまでも万丈を巡って対立してきましたが戦兎にとっては相棒。
父に託され、そしてブラッド族に仕組まれて出会った二人でしたが歩んできた道のりは二人だけのものです。
離れていても繋がる絆…劇場版では他に思うこともありますがやっぱり熱いシーンは燃える!
そして今回の敵、仮面ライダーブラッドに対抗するための手段を探るため父の研究データを調べることにした戦兎。
葛城巧はキーワードが解らないから無理だと言いますが戦兎は知っている…
「ラブ&ピースだ!!」
戦兎が幾度も掲げてきた戦う理由、やがてそれは仲間達にも伝わっていった思いがここにきて繋がったのです!!
そしてそれは父、葛城忍が桐生戦兎(葛城巧)に伝えた科学者としてある理由でもあった…
まさか、戦兎の思いがこんなところにあったとは…熱いシーンでもあり驚かされたシーンです。
エボルト達に作られた偽りのヒーローであり人格である桐生戦兎。
今回はそれを強く再確認させられる描写があった中でのラブ&ピース…
戦兎のライダーとして、科学者としての在り方は記憶を失う前にあった父の思いからあったなんて。
また葛城巧が忘れてしまった思いを桐生戦兎は抱えて戦っている…このシーンで二人のやりとりもまた深いものになった気がします。
劇場版を見て一番心に残ったのは葛城忍の言葉でした。
本編では葛城忍が亡くなった後の話にあたる劇場版。
重みのあるシーンだったと共に本編のシナリオにもリンクした名シーンだと思います!
関連商品
戦兎と万丈 二人の絆
葛城忍の言葉は印象に残りましたがやっぱり戦兎と万丈、この二人の絆が物語の中心です。
予告で万丈が敵側に付くのはわかっていましたが敵対する理由が敵に操られるだけなのは少し物足りない印象。
劇場版を見る前は「エボルトの遺伝子のせいで再び暴走するのか?」とか「自分が普通の人間ではないことを引きずっていたところに弱みを突かれてしまったのか?」などと妄想していたのですが…
結果としては他の国民と同様に操られただけなのは少しがっかり。
約一年かけて描いた戦兎と万丈の絆が破られ対立…展開としては申し分ない描写なのに万丈は無感情で戦兎とただ戦うだけというのはもったいない。
せめて「殲滅、殲滅」と唱えながらも涙を流す美空のように何かしらの抵抗を見せてくれたら印象は大分違うものだったと思います。
エボルトに乗っ取られた時は抵抗できなかったが劇場版では洗脳に抗ってみせるとかあったらこれも熱いシーンになったでしょう。
流石に尺の問題もあるのでそこまでするのは難しかったと思うので、この件はここまでにして話題を変えます。
仮面ライダーブラッドとジーニアスフォームの対決の最中で万丈を取り戻す戦兎。
ようやく戦兎と万丈の二人が揃います。
葛城忍が残したもう一つの思い…万丈龍我と共に地球を救う。
今ここで実現するのです!!
ハザードレベル7以上に達したボトルを二本揃えることで究極の化学反応を起こす7ことができる。
ビルド以外でハザードレベル7以上になれるのはエボルトの遺伝子を持つ万丈以外いないので葛城忍はそこまで見越していたんですね。
とはいえ戦兎と万丈の絆は想定されていたもの以上の繋がりがあるでしょう。
本編から劇場版に至るまでに培った思いはかけがえのないもの。
万丈が伊能に操らてて一人になったことで戦兎の万丈に対する思いが見えてきました。
相棒として特別な思いを抱いていた戦兎、この一面が描いたことによって視聴している私もこの二人の関係が「ベストマッチ」しているんだと改めて実感できます。
そして二人の合体によってクローズビルドフォームが完成。
満を持しての登場がギャグシーンになってましたが(笑)
「Are you ready?」
「ダメです」
カズミンに続いて万丈もAre you ready?に反応するとはグリスはカッコよかったのに大一番でギャグにするとは…ビルドはシリアスな設定が多いけど合間のギャグが面白いですよね?
今回もラビットタンクの姿のまま子犬に夢中になる戦兎とか内海に二度目の土下座をすることになった玄さんとか!
さて、合体した二人ですが合体したことによってパニック状態でしたね。
ルパンレンジャーに続いて戦兎と万丈もそのネタをするのねwww
変身はまさかのギャグシーンでしたがバトルは白熱します!
CGを多用しての迫力のあるアクションからの必殺技…
「ラブ&ピースフィニッシュ!!」
そういえば戦兎が劇中でラブ&ピースを強く強調しだしたのは前のmovie対戦からでしたね。
劇場版はラブ&ピースに始まりラブ&ピースで締める、納得のフィニッシュです!!
伊能らを倒した後の二人はまたいつもの口喧嘩をしていましたがそれでもこの二人は心で繋がっている、それを感じさせる幕引きにでした。
スポンサーリンク
まとめ
戦兎と万丈の件では不満点も挙げましたが全体的には面白い内容でした!!
というよりも葛城忍が印象的過ぎて相対的に二人の絆の物語としてではなくか葛城忍と桐生戦兎(葛城巧)の親子の物語として側面が強くなったので万丈とのやりとりにもっと掘り下げが欲しくなったという感じです。
そして今回は劇場版という特別編でありながら本編のシナリオをより面白くしてくれるものになったのではないでしょうか?
桐生戦兎と葛城巧、二つの人格はこれからどうなってしまうのか?
金のラビットボトルと銀のドラゴンボトルは本編で使用されるかなどラストに向かっていく今後の展開もさることながら、ブラッド族の暗躍によって誘導されていたなどこれまでに起きた展開にも深みが増し観てよかったと思える内容でした!!
劇場版では大勢のエキストラがビルドに襲い掛かるシーンは圧巻だったとかグリスやローグのバトルも見どころだったなどまだまだ語りたいことだらけですがまとめきれなくなるのでここで止めておきます。
最後に仮面ライダージオウについて少しだけ。
平成仮面ライダー20作品記念 仮面ライダージオウプロモーションムービー
劇場版で最後に登場したジオウ、その舞台は仮面ライダーディケイドを彷彿させるものでしたね。
そしてビルドの力を使って変身…なんだか去年の劇場版エグゼイドとも似たような展開になりました。恐らくは冬の映画でビルドとジオウが共闘するとは思いますがどうなるか楽しみですね!
またビルドもラストに差し掛かり来月からは仮面ライダージオウの本編も開始されます。
例年のことですが新ライダーの情報が入ると面白くなるか不安になるのですが劇場版で先行登場する姿を見るとそれが一気に期待になるんですよ。
割と新ライダーを見るのを楽しみにして劇場版を見ているところもあったのですが、ジオウもまたインパクトのある登場となっていました。
結末へ向かうビルド、これから始まるジオウ。どちらも楽しみです!!
関連商品
クリックして応援してくれると嬉しいです!
劇場版で登場したクローズビルド缶などの限定アイテムをゲットするなら